友川カズキ TOMOKAWA KAZUKI

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もー吉 友川カズキ 絵画コレクション


もー吉ヘッダー

 

2020年10月31日、神楽坂下の居酒屋・もー吉が惜しまれつつ閉店した。
NYヤンキースの主軸として活躍した松井秀喜氏が、
読売巨人軍時代に足繁く通ったことは知る人ぞ知るところ。
山形の地酒と郷土料理を中心とした美酒美肴、何よりも店主の人柄に惹かれ、
多種多様な人々が集う神楽坂の名店のひとつだった。

 

AI_画像友川カズキもまた、もー吉を愛する一人である。
店主・安部俊彦氏との付き合いは、
“本店”であった神楽坂上「もきち」の開店以来、既に40年を超えるという。
ドキュメンタリー映画『どこへ出しても恥かしい人』にも登場するなど、
安部氏は友川のファンにはおなじみの存在。
あるいは友川ゆかりの店として、“巡礼”的に暖簾をくぐった、
という向きもあるかもしれない。

 

ガラス張りの展示ケースに陳列された数々の「松井グッズ」をはじめ、
友川の旧友でもある、ねぷた絵師・鈴木秀次が筆をとった壁絵、
常連であった写真家・鬼海弘雄のポートレートや、装幀家・間村俊一の鉛筆画など、
店内には安部氏の幅広い交友を物語る品々が所狭しと展示されていた。

 

友川の絵画も、もー吉名物のひとつであった。
深酒に深酒を重ね、時に毒づきあい、
〝狼藉〟(©︎間村俊一)の限りを尽くすなかで、
店に飾られる友川の絵も増えていった。

 

コロナ禍に伴い、長い歴史にいったん幕を閉じた、もー吉。
立ち退きに際して店主・安部氏は、
「手元に置いておきたい気持ちもあるんだけど、いかんせん飾る場所がない。だから、本当に欲しいと思う友川ファンの方に所有してもらうのが一番なのかな」
と、友川の絵画を手放すことを決めた。
もちろん友川も、「安部さんの再起の一助になるなら」と快諾。

 

夜ごと友川と名物店主の丁々発止の酒談を見つめてきた絵画を、ここに紹介・販売いたします。

 
もー吉 友川カズキ 絵画コレクションは全て完売しました。